アルコール依存症がアルコールと向き合うこととがん患者が死と向い合うこと
カテゴリ: 肺がん
4年前にアルコールがやめられなくてどうしようもないとき、久里浜アルコールセンターに入院することを検討して何度か通院しました。病院側が繰り返し言っていたのは、本気で断酒をするのであれば、3か月の入院が必要で、通院では治らないということでした。病院は閉鎖病棟ではないので、外出は自由だということでした。

その時から入院の意味について考えていました。

1964年に久里浜アルコールセンターの院長になった、なだいなだ氏のアルコール問答という著書にこんなことが書かれていました。
それ以前の病院では、アル中患者は閉鎖病棟で絶対に外出は許されなかったのです。それをなだいなだ氏は、病院を開放し自由に外出できる体制にしたそうです。それと入院期間は3か月に一本化しました。
その当時の常識では、アルコール患者は病院から脱出してアルコールに溺れて大変なことになるだろうと予想されていました。
しかし予想に反して誰も出ていかなかったのです。何度も窓から逃げていった患者も閉鎖病棟の時代は逃亡をくりかえしていたのに開放されたら逃げなくなった。それどころか外出しても飲まないで帰ってくる患者が激増した。
飲むな飲むなと言われれば言われるほど飲みたくなるものです。私もお酒に溺れているときに一番つらかったのは、誰かからもういいから飲めといわれた時でした。
自らの意思でアルコールと向かい合うという気持ちがないと絶対にアルコールはやめられないのです。

がん告知は、ほんの十数年前までは、がん患者本人にはがんであることを告知しなかったそうですね。家族には告知して本人には告知しない。
それが家族のためにも本人のためにも良いと考えられていたからと思います。
しかし今は、本人にも家族にも告知することが当たり前です。
本人にがんであることを告知すると、本人が混乱し病院も家族も大変なことになるだろうと思われていたのだと思います。
しかし実際に告知すると、告知しない場合よりもがん患者は、生きる意味を考え、死に正面から向き合い乗り越えていこうと変わるのです。また、乗り越えなくてはならないのです。
診断された余命が長くても短くてもそれは同じことです。違いはありません。余命3ヶ月でも余命1年でも同じことです。

この、アルコール依存症を閉じこめるとアルコールに逃げようとするが、開放するとアルコールと向き合うということ。がん患者に告知しないと自分をごまかして病から逃げようとするが、告知すると死と向い合って、生きる勇気を持とうとする。

この二つの心は共通していると思うのです。

私が本当に肺がんであることが分かったのは、手術したときで、ほんの2時間のタイミングで家族の口からがんであった聞きました。
しかし、病理診断で縦隔リンパにも転移していてステージがⅢであること医者の口から直接聞いたときは一人でした。
3日後には、妻と二人でもう一度確認のため、病院に向かいました。

今は、アルコールにも正面から立ち向かおうと思い、2度とアルコールに溺れないようにするつもりです。
がんの告知を受けたことで生きる意味を考え、死と向いあい、生きる勇気の意味が分かりかけてきた気がします。がんよりももっとつらい病気、アルツハイマー病や難病があり、がんはそういった難病よりもずっと幸せな病気だと思うようになってきました。
死の直前まで脳は明晰なのですから家族と心から向かい合うこともできるのです。死の準備もできます。

アルコール依存症が生きるためお酒と向かい合ってアルコールを断つことと、がん患者とその家族ががんであることを知り死と向い合って生きることの大切さを感じることは同じことだと思うのです。
2015.02.26 / コメント:: 1 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


ブログを新しく一新しました。肺がんについて語ります。
カテゴリ: 入院
昨日今日と抗がん剤の点滴のため入院していました。放射線もやりました。
肺癌がリンパ節に転移いていたためです。

抗がん剤も放射線もリンパに転移している以上気休めなのかもしれませんが、抗がん剤治療ワンクールと放射線25回やってみます。

がんの方、断酒目指している方、情報交換していただけましたら幸せです。

2015.02.06 / コメント:: 4 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


コメントありがとうござます。
カテゴリ: 肺がん
aceさん、aki0830さん。コメントありがとうございます。
本当にありがとう。。。。心温まるお言葉ありがとう。こんなにも心に留めておいていただいたんですね。
癌になって、リンパ節にも転移していることが分かった時、がんの本を片っ端から読んでわかったんです。
概ね、半数の方が、1年~2年程度で、脳・骨・肝臓に転移して、転移したら病気の進行を遅らせるための抗がん剤治療しかないって。最長でも生きて5年。肺がんの場合です。私の場合線がんで相当進行が早い顔つきの悪い癌だそうです。
言い過ぎかもしれないけとリンパ節に転移しているんだったら、予後が変わらないのであれば手術もしないという選択肢もあったのかもしれません、

その時、最悪の事態を想定して心の準備をした方が良いのか、絶対に転移なんかしないぞと前向きに考えるのがいいか。迷いに迷い考えました。私の場合は、左肺の下葉を摘出し、リンパ節も郭清しましたが、郭清したリンパ節7つのうち、3つが転移していました。もうすでに全身に癌細胞が回っているのです。だから長くて5年以上生きられないぞ、だけどそれ以上生きたら儲けものだ。という感覚で生きるのが一番いいように思いました。
ああ、3人に一人は癌になる時代。死生観というのを私たち50代になったら考えないといけないですね。
aceさん。お酒をやるとき、飲まないで眠れなくれ悶々として、仕事もできなくなって、すべてを投げ捨てて夜逃げしようとも思っていたとき、aceさんのブログをプリントアウトして旨のポケットに入れて飲酒欲求と戦った日々を思い出します。
お酒は飲みせん。一生。それがもう生き方だから。癌が骨全身に転移してモルヒネも聞かなくなって寝返りがうてなくなっても飲まないと思います。

2015.01.03 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


転移していました。
カテゴリ: 肺がん
肺がんって本当き怖いんですね。
手術で摘出した、左肺下葉とリンパ節を摘出したんですが、
リンパに転移していました。

どうしたらいいでしょう。リンパに転移しているということは、おそらく脳と骨に転移して、余命2年厳しいでしょう。
1年か。。。

健康診断で指摘されて迅速に手術すべきだった。
2014.12.27 / コメント:: 2 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


入院が決まりました。
カテゴリ: 肺がん
26日全身麻酔で左下葉の摘出手術になりました。転移していなければいいのに。。。
お酒を飲めたらいいのにととは思いません。
でも今日から会社を休んでいるのですが、お酒を買いに行く自分の姿が思い起こされました。
せっかく断酒して人生をやり直そうとしていたのに癌とはという思いが正直ありますが、
残される家族と猫が心配です。
2014.11.21 / コメント:: 10 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


プロフィール

チェリー

Author:チェリー
第一章 アルコール依存症中年サラリーマンの断酒日記。断酒1000日を達成しました。
第二章 肺がんステージⅢの闘病記

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